
Interview 16
自分らしい未来を描くために、
目の前の一歩に全力を注ぐこと
大阪支店
2023年入庫/環境人間学部卒業
Story 01
自分の軸を貫き、最後まで諦めなかった就職活動
大学時代は、環境人間学を専攻していました。社会学や心理学といった幅広い文系分野が学べるなかで、私は統計学を選択。大学2年生の春にはコロナ禍により、授業やサークル活動が全面的に停止。リモート講義は再開されたものの、友人ともほとんど会えず、自宅で過ごす日々が続きました。そんななか、空いた時間を有効に使おうと簿記の勉強をするように。もともと勉強が好きなタイプではなかった私ですが、簿記は楽しく学ぶことができ、結果的に在学中に日商簿記3級を取得することができました。
就職活動は、周囲の友人たちから少し遅れて3年生の後半からスタート。夏のインターンシップに参加するなど自分なりに活動を進めていましたが、「有名な会社だから」といった曖昧な理由でエントリーすることも多く、どこか地に足のつかない活動が続いていました。そこで、あらためて自分の強みや、やりたいことを見つめ直したところ、簿記の取得経験から金融業界の事務職に興味を持ち始めました。
金融業界にもさまざまな選択肢がありましたが、金融機関での勤務経験がある家族から「信金中央金庫はどう?」とのアドバイスに背中を押され、信金中央金庫の選考へと進むことを決意しました。4年生の夏、就職活動の開始が遅かったこともあり、周囲の友人たちが就活を終えているなかで焦りや不安もありましたが、最終的に信金中央金庫からの内定を得ることができました。当時を振り返って、諦めずに最後までやり抜くことができて本当によかったと感じています。

Story 02
大きな金額を扱う仕事だからこそ、正確に。そして迅速に
入庫後は約1か月間の研修を経て、大阪支店の集中処理部門に配属されました。この部門は、北陸から南九州にかけての西地区を担当し、各地の信用金庫との連携を支える重要な役割を果たしています。大阪支店の集中処理部門が担当する業務は、大きく5つに分けられます。為替、預金、資金中継、貸出および預け金です。私が最初に担当したのは、為替業務でした。ここでは、主に他金融機関への振込みを担います。半年間この業務を経験した後、次に預金業務を担当することに。信用金庫から信金中央金庫に預けられる定期預金の入金処理や、それに伴う書類・データの管理などを行います。信用金庫の担当者と直接やり取りする機会も増え、100金庫を超える信用金庫の担当者とコミュニケーションを取る機会がありました。
入庫2年目となる現在は、3つ目の業務である資金中継を担当しています。ここでの主な仕事内容は、 信用金庫のお客様が窓口で納付した大阪府税や公金を集計し、銀行へと引き渡す業務です。また日本銀行から入金された国庫金を、各信用金庫へと振り込む役割も担当しています。どの業務も毎日のルーティンワークが中心ですが、イレギュラーな対応が発生することもあり、スピード感と柔軟性が求められます。入庫1年目から、為替、預金および資金中継の3つの業務を集中的にこなしてきたことで、集中処理部門の基本的な知識やスキルをしっかりと身につけることができました。

Story 03
職員だけでなく、その家族も大切にしてくれるアットホームな環境
経験を積んでいくなかで少しずつ担当範囲が広がり、業務の全体像やそれぞれの仕事の意義が体感的に理解できるようになってきました。一方で、お金を扱う仕事ならではの緊張感もあります。いまでは慣れてきた面もありますが、特に最初の頃は、ボタンひとつで大きな金額が動くことに大きなプレッシャーを感じていました。桁を一つ間違えるだけでも金額が大きく変わってしまうため、常に細心の注意が求められます。しかし、経験を重ねるうちにミスをしやすいポイントや自分の弱点を把握し、付箋で注意喚起をしたり手順を見直したりと、工夫を重ねることで正確性を高めてきました。
また働きやすい環境が整っていることも、この職場の大きな特徴です。残業はほとんどなく、有給休暇も非常に取りやすいです。特にうれしいのが、有給休暇とは別に年に一度、5連休を取得できる連続休暇制度です。土日と組み合わせると9連休を設けることができるため、旅行や趣味など、プライベートの時間を充実させることができます。
産休・育休制度も整備されており、すでに多くの先輩職員が取得後に復帰されています。実際に、私が入庫時に指導していただいた先輩も、現在、産休・育休を取得中で、間も無く職場復帰予定だと聞いています。以前、職場に赤ちゃんを連れてきた職員の方を見かけた際には、和やかでアットホームな職場の雰囲気をあらためて実感しました。結婚や出産といったライフイベントがあっても、働き続けられる環境が整っていることは、将来を考えるうえでとても大きな安心材料だと感じています。私自身も、この信金中央金庫で長く働き続けたいと思っています。

Daily Flow
ある1日のスケジュール
- 8:30
- 8:45
- 11:00
- 12:30
- 13:30
- 14:00
- 16:00
- 17:15
- 出社
- 始業。事前受付分の当日の振り込み処理を開始
- 中間精査(伝票、振り込みの確認)
- 昼食
- 当日受付分の振り込み処理
- 翌日以降分の振り込み準備・確認
- 最終集計
- 退勤
就活中はついつい焦ってしまうものですが、重要なのは自分のペースで進めることです。「セカンドキャリア」という言葉があるように、長期的な視点で考えることも大切だと思います。後で振り返ったときに自分に誇れるような就職活動になることを願っています。
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