Project 01

信用金庫とともに描く、持続可能な地域金融モデル

Project Member

理事/総合企画部 部長

1997年入庫/法学部卒

Project Story 01

中央金融機関としての使命を、もう一度見つめ直す

ここ数年、金融機関を取り巻く環境が大きく変化するなか、信金中央金庫は「2030年までに目指す姿」の実現に向けて、2025年度から2027年度の3か年を計画期間とする中期経営計画『SCBストラテジー2025』の策定を行った。背景にあったのは、「金利ある世界」への転換やデジタル化の急速な進展に加え、地域経済の縮小や人口減少といった構造的な課題によって、地域経済を支える信用金庫が果たすべき役割、求められる機能が一層大きくなったことである。従来の金融機能を強化するだけでなく、信用金庫の中央金融機関として、信用金庫が地域で果たす役割をどう支え、高めていくのか。その問いに真正面から向き合う必要があった。

今回の計画策定においては、「中央金融機関としての存在意義を再定義する」という視点が重要な起点となった。信用金庫とともに、日本の原動力である中小企業や人々のくらしをどうやって守っていくのか。従来の延長線では捉えきれない変化の中で、信金中央金庫が果たす役割を見つめ直すことが不可欠だったのである。

このような背景のもと、総合企画部が中心となり、中期経営計画策定プロジェクトが始動した。そこで議論されたのは、「信用金庫とともに地域の持続可能性向上を実現するために、今、私たちは何をすべきか」という視点だった。

Interview 01

計画策定にあたってまず考えたのは、中央金融機関としての使命をもう一度見つめ直すことでした。信用金庫を取り巻く経営環境が、従来とは大きく変わっている一方で、信用金庫が地域から求められる役割は、益々大きくなっています。だからこそ、“何を守り、何を変えるべきか”を根本から問い直す必要がありました。

信用金庫が地域に根ざし、その地域を支える存在であり続けるために、中央金融機関として提供すべき価値をゼロベースで見直しました。今回の中期経営計画は、そうした原点に立ち返り、未来に向けた選択を重ねるところから始まったのです。

Project Story 02

部門横断の議論から生まれた、“私たちの想い”

中期経営計画策定プロジェクトの大きな特徴は、信金中央金庫全体を巻き込む形で議論が進められた点にある。信用金庫の中央金融機関としての側面(信用金庫支援、地域支援等)と、個別金融機関としての側面(金融機能、リスク管理、システム、人財育成等)の両面を担う、多様な機能を有した金融機関だからこそ、未来を描くには立場や専門の異なる様々な意見を丁寧に重ね合わせる必要があった。

議論の軸となったのは、信用金庫とともに描く未来像を実現するために、引き続き信金中央金庫が提供すべき価値は何か、新たに生み出していく価値は何かということ。議論は時に白熱し、プロジェクトチームのメンバー間で意見が異なる場面も多かった。しかし、それこそがプロジェクトの推進力となった。多様な意見が集まることで、信金中央金庫としての“ありたい姿”をより豊かに描くことができたのである。

Interview 02

今回の計画策定では、最初からひとつの結論を用意していたわけではありません。プロジェクトチームのメンバーや各本部の問題意識や考えを出し合い、「信用金庫とともに地域の持続可能性向上を実現するために、今、私たちは何をすべきか」を軸に議論を重ねていきました。

意見が一致しないことも多くありましたが、その過程で共通する価値観や目指す方向性が少しずつ見えてきました。その積み重ねの中で形となったのが、中期経営計画の冒頭に記載している「私たちの想い」です。

中期経営計画は、施策を並べるためのものではありません。私たちがどんな存在でありたいのかを言葉にし、組織として同じ方向へ進むためのもの。その想いを全社で共有できたことが、今回の計画策定における最大の成果だと感じています。

Project Story 03

未来を担う若手職員に求めたい、広い視野と自ら踏み出す力

中期経営計画策定プロジェクトを通じて浮かび上がったのは、信金中央金庫の未来を担っていくのは、担当する業務の枠を超えて、広い視野で信用金庫業界や信金中央金庫の課題を捉え、自ら行動できる人財であるということだ。信用金庫が地域の中で果たす役割は多様化しており、中央金融機関である信金中央金庫も、先行きが見通せない、不確実性の高い経営環境の中で、新しい価値の創造を求められる。そのような状況において必要なのは、自分の仕事だけを見るのではなく、信用金庫と信金中央金庫が果たすべき役割を意識しながら行動する姿勢である。

地域経済や金融業界の変化、信用金庫が直面する課題を広い視野で捉え、「自分の仕事は何につながっているのか」「どのような価値を生み出せるのか」を考える。1人ひとりの意識、行動の積み重ねが、信金中央金庫としての力を高めていく。

Interview 03

今回の策定プロジェクトを通じて強く感じたことは、経営環境が大きく変化する時代だからこそ、答えを待つのではなく、自ら考え、行動できる人財が必要だということです。AIをはじめとしたデジタル技術によって、知識や答え(らしきもの)が瞬時に手に入るようになりましたが、実際に考え、悩み、行動した結果得られる実感や学びには、代えがたい価値があります。成功だけでなく、失敗を含めた1つひとつの体験が、自分自身の視野を広げ、判断力を磨いていきます。

信金中央金庫は、挑戦し、振り返り、次につなげていく、いわゆるトライ&ラーンの姿勢を、日々の業務運営の中で大切にしています。完璧な答えがない中でも一歩踏み出し、次の行動につなげられる人財とともに、信金中央金庫の未来をつくっていきたいですね。

Message

学生の皆さんへのメッセージ

私が就職活動をしていた頃と比べると、学生の皆さんが事前に収集できる情報は、今では比較にならないほど増えています。それでも、さまざまな会社の人たちと実際に会い、話をし、その場で感じたことを大切にしてほしいと思います。数字や資料だけではわからない、仕事に向き合う姿勢や言葉の1つひとつに触れる中で、進む道が定まることがあるからです。私自身、信金中央金庫を選んだ決め手も、「この人たちと一緒に働きたい」と感じたことでした。

そうした「人と向き合う」姿勢は、信用金庫の原点でもあります。信用金庫は、Face to Faceを強みとする地域金融機関として、地域の中小企業や住民の皆さんと向き合い、様々な声に耳を傾けながら信頼を積み重ねてきました。信金中央金庫の仕事もまた、そうした信用金庫とともに地域を支える立場として、多くの企業や人と直接向き合う機会にあふれています。

信用金庫とともに、地域を支え、価値を創り、未来を切り開く。人との出会いを大切にしながら、そのような仕事に挑戦したいと感じる皆さんに、ぜひ信金中央金庫を選んでほしいと思います。

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