Interview 06

信用金庫を支えることで、
社会全体を守っていく

関東営業第1部

2004年入庫/経済学部卒業

Story 01

「想いが詰まったお金」を扱う仕事の魅力と責任

私が就活をした頃は、金融機関の再編などが重なって金融業界が不安定な時期でしたが、広く日本経済に貢献できる仕事、社会的な意義のある仕事がしたいという想いは、揺るがずに持っていました。そして、収益だけが目的ではなく、誰かの「想いが詰まったお金」を扱って有価証券の運用をしたいという気持ちが強くあり、その視点で信金中央金庫を選びました。実家が農家で、昔から信用金庫が身近な存在だったことも決め手でしたね。

入庫後は市場業務部に配属され、3年ほど有価証券運用に関する事務で基礎を固めた後、市場運用部で実際にファンドや株、債券を売買する業務に。念願が叶ったわけですが、その頃ちょうどリーマンショックで金融業界全体が揺らぎ、私が投資した案件にも評価損が出てしまったんです。「想いが詰まったお金」を運用したいと思って入庫したわけですが、実際にこういった危機が起こると、自身の不甲斐なさを感じると同時に、大事な資金をお預かりすることへの責任や覚悟をより一層感じました。この意識は今でも忘れずにずっと持ち続けています。

その後、財務企画部で、有価証券運用・貸出・調達を含めたバランスシートの全体をコントロールする業務を4年ほど行いました。一定のリスクの範囲内でどういった商品をどういうタイミングで売買するかを決める、運用戦略策定やリスク管理の業務です。ここでの経験を合わせて、11年ほど運用に関わる仕事をしましたが、大きな金融危機とそこからの立て直しという、苦しくも大きな経験になりました。

Story 02

信用金庫コンサルとしての経験と、経営企画で得た視点

その後、中国支店にて、信用金庫のコンサルティング担当者に。信用金庫全体を俯瞰し、経営のサポートを行うことはもちろん、信用金庫の顧客である中小企業や個人顧客に対する各種サポート、貸出、有価証券運用、リスク管理、人事戦略など、様々な課題を信用金庫と共有し、共に解決していく役割です。信用金庫との関係を築くことはもちろん、それぞれの信用金庫のビジネスを成功させ、信用金庫業界全体として発展していくためのサポートをすることが目的です。信用金庫の方々との公私にわたる関わりも大変良い経験になりましたし、その時のご縁が今でも続いていて、良い財産になったと思っています。

そして支店での3年間の勤務を終え、総合企画部へ。そこで与えられたミッションが、中期経営計画の策定でした。全くの畑違いのようにも思えますが、それまで支店で様々な信用金庫の経営者の方と接する中で蓄積されていた経験や視野が活かせたと思います。まずは信金中央金庫の様々な部門から意見を吸い上げ、経営陣からも方針をヒアリングし、双方の意見を擦り合わせて、経営計画の骨子を上司や担当役員とともに組み立てていきました。その後、「リスクアペタイト・フレームワーク」という、どの程度のリスクを取ってどの程度の収益を目指すかという経営の意思決定の枠組み作りにも参画。どちらにおいても重要なのは、単に計画や仕組みを作るだけではなく、皆が理解し、合意し、現場に浸透させること。そのために、様々な立場の方に説明しながらコンセンサスを得て、実際にどう浸透させていくかも考えながら策定していきました。

Story 03

これからも信用金庫の最良のパートナーであり続けたい

その後、現在の関東営業第1部で、信用金庫のコンサルティング担当者をまとめる立場になりました。信用金庫の経営に関する意見交換の場に行くこともあるのですが、私自身が中期経営計画の策定を担当した経験をお話すると、非常に共感していただき、お悩みや次の計画に盛り込みたいことを具体的にお話いただけることも多いです。やはり、様々な経験を積んだからこそ語れるものも増え、面白さや手応えを感じますね。

また、管理職としては、コンサルティング担当者のそれぞれの得意分野や個性を生かすように意識しています。皆、信用金庫にとって良いことがしたいというポジティブな感情を持っていて、その感情をベースにしていれば、やり方は一つじゃないと思うので。私が指導するのは、寄せられるご相談に対して常に丁寧に対応することと、情報をしっかり把握しておくことくらい。そして信用金庫から最も信頼される相談相手としての関係を構築するということですね。

私自身、これまで様々な業務やポジションを経てきましたが、これからも信用金庫の最良のパートナー、何でも相談していただける関係でありたいです。どんな時代も、地域の人々を支えているのは信用金庫だと思いますし、その信用金庫をサポートすることが社会全体を守っていくことに繋がると信じています。

Daily Flow

ある1日のスケジュール

  • 8:30
  • 9:30
  • 10:30
  • 12:00
  • 13:00
  • 16:00
  • 18:00
  • 出社後、ニュースや資料に目を通す
  • コンサルティング担当者と打合せ
  • 信用金庫へ出向く(茨城、埼玉、千葉、神奈川、山梨)
  • 昼食
  • 信用金庫を訪問。役員や部長職の方と中期経営計画などについての意見交換を行う
  • 信金中央金庫に戻り、今後のサポート方針などについて打合せ、報告書の作成
  • 業務を終えて退社

Message

学生の皆さんへのメッセージ

就活では様々な企業を見たほうが良いと思います。そしてその中で、信金中央金庫を知り、選んでもらえたら嬉しいです。収益第一というよりは、広く日本経済や地域に貢献したいという志を持っている方と、ぜひ一緒に働きたいですね。

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