信金中金は、信用金庫から預かる預金を背景に、巨額の運用資産を有し、その多くを有価証券、短期金融市場にて運用していますが、融資業務も積極的に展開し、融資残高は約6兆円となっています。
 信金中金は収益構造改革の一つとして、市場運用に過度に依存しない収益体質づくりをめざし、融資業務の拡充を推進しているところです。


 私が所属する事業法人営業第1部は、首都圏の上場企業を中心とした大手企業を相手に、融資をはじめとした金融サービスを提供するべく営業活動を行っています。そのなかで、私はリース業界と電機業界の企業を担当し、資金ニーズをヒアリングするとともに、そのニーズにあわせた各種提案を行うため、日々、企業を訪問して営業を行っています。
 最近は、金利上昇局面をむかえ、お客様から資金調達手段に関する相談を受けることが多いです。金利動向は企業の資金調達に大きな影響を与えるものです。そのなかで、信用金庫業界の豊富な資金量を背景とした信金中金の安定した資金供給力に、信頼を寄せる企業は少なくありません。
 融資については、主に、法律、会計に関する深い知識が必要となります。さらに、担当する企業、業界に関する知識も必要となり、様々な知識と情報を習得し、活用することが求められます。正直、この点は非常に骨が折れます。時には、業界に特有で関係者以外はおそらく知らないような、極めて専門的な話で悩むことがあります。しかし、それだけ、この仕事にのめり込んでいる証拠であり、新しいことに触れる機会に楽しみを感じます。
 それから、私の仕事は、ただ営業するだけではありません。お客様に資金を提供するまでが大事な仕事です。対象企業の格付査定、社内申請、契約書の作成等も行います。複雑な英文の契約書と奮闘したこともあります。
 こうして一つ一つの案件を実行に結びつけた後、お客様と笑顔で会話を交わす時、「信金中金の資金を事業に活用して頂けた」、「お客様のお役に立てた」と、何にも代えがたい達成感を感じます。
 さて、私は昨年まで、信用金庫向けの営業活動を行っていました。現在は、このような事業会社向けの融資に携わり、まったく異なった経験をしています。信金中金の業務の幅の広さを実感すると同時に、信金中金12年目となった今でも、自らの成長機会の多さに驚いています。今後も金融の最前線で自分を磨きながら、信金中金の資金を広く活用してもらうことに努めていきます。