信金中金では、信用金庫の多様化する顧客の資産運用ニーズへの対応を強化するため、信用金庫業界の投信窓販業務をサポートしています。
 信用金庫業界における投信窓販への取組みは、顧客ニーズの高まりとともに年々拡大し、2006年度の信用金庫による投信窓販の純資産残高は6,468億円であり、前年度比ほぼ2倍の拡大を示しています。


 私の最初の配属は大阪支店でした。信用金庫への研修出向を経験し、また、当時の金融システムの混乱期に、信用金庫業界も合併が相次いだなかで、信用金庫営業のサポートに携わったことが印象的でした。まさに金融業界の再編を目の当たりにした時期でした。その後、2003年4月に現在の証券業務部 投信業務室に異動になり、以来、信用金庫の投信窓販業務に関する業務に携わっています。 
 最近でこそ、投資信託に対する顧客の認知度は高まっていますが、私が配属された当時は、株価の低迷もあって顧客認知度、ニーズともに非常に低い状況であり、また、信用金庫にとっても、投資信託というリスク商品の販売は、まったく新しい分野でした。このような状況のなか、信金中金では、信用金庫の投信窓販業務における推進体制の構築・整備、取扱商品の選定・企画、販売担当者のスキル向上を目的とした研修など、販売面での幅広いサポートを行ってきました。
 一方で、信用金庫が投資信託の販売を行っていくうえでは、推進体制の強化とともに、内部管理体制の強化は欠かせません。先般の金融商品取引法施行等、顧客(投資者)保護の観点から、金融機関にはこれまで以上に厳格な法令遵守が求められています。信金中金では、投資信託の販売における法・制度およびコンプライアンス面でのサポートも行っています。求められる要求も高いレベルに至っており、信用金庫から受ける相談に、法律との「にらめっこ」が続くことも多く、骨が折れる仕事ではありますが、その分やりがいがあります。
 現在、信用金庫の投資信託の取扱実績は、大幅な伸びを見せています。信用金庫での成功事例を信用金庫業界に還元し、さらなる発展を生むという相乗効果も生まれています。自分がその幾分かに貢献できたかと思うと、やはり充実感があります。また、信用金庫の投信窓販の販売先は主に、地域経済の基礎をなす個人顧客です。こうした人々のニーズに応えるべく、信用金庫の投信窓販業務支援を行うことは、地域経済社会の繁栄に大きな意味を持つものであると考えられ、信金中金での働きがいを強く感じます。