信金中金は、信用金庫業界のコンサルタント、ホームドクターとしての役割を担っており、経営分析や経営相談を通じ、信用金庫の経営悪化の未然防止に努めるとともに、経営力強化制度という業界のセーフティネットの運営を通じて、信用金庫業界の信用力の維持・向上に取り組んでいます。


【経営分析】
 信用金庫の資産内容、収益性、流動性等の定量面の分析を行うとともに、経営体制、リスク管理体制等の定性面の分析を行い、信用金庫の経営実態を把握し、経営相談を勧奨する信用金庫を抽出します。

 
 
【経営相談】
 経営課題についての解決策をアドバイスしたり、優良事例等の情報提供を行うなど、信用金庫の経営力強化の実現に向けた支援を行っています。
 また、経営相談実施後も、信金中金が行った経営課題の解決策について、その進捗に関するフォローアップにも努めています。


【資本増強制度】
 資本増強が必要な信用金庫に対し、信金中金は一定の限度内で、劣後ローンの供与または優先出資証券の引受けにより、資本供与を行っています。


 信用金庫を取り巻く環境は、バーゼルUの実施や金融商品取引法の施行等、自己責任の時代に対応できるコンプライアンス態勢やリスク管理態勢の高度化が求められています。このような中、金融機関経営においては業態を問わず、収益性の向上が重要な課題となっており、不良債権処理をほぼ終えたメガバンク等が中小企業金融分野への進出を強化するなど攻めの経営に転じているほか、郵貯の民営化、銀行代理店制度の解禁など、業態を超えた競争の一層の激化が予想されます。
 信用金庫がこれまで発展してきた過程において極めて効果的であった営業戦略や組織運営システムが今後も有効であり続ける保証はなく、時代環境に適合しない戦略は成長の足枷となる可能性もあります。このため、これらの環境変化を見据えた「新しい時代に適合した独自の戦略に基づく業務展開」が必要とされています。
 信金中金は、信用金庫業界のセントラルバンクとして、経営力強化制度の適正かつ円滑な運営を通じ、個別信用金庫の経営力の強化等を図り、信用金庫業界の信用力をより一層向上させるため、積極的な役割を果たしています。
                  




 市場運用部では、1年目に外貨資金、2、3年目に円資金、4年目に国内債券の運用を担当した。運用部門への配属は入庫前からの希望であったが、市場取引にかかる実務知識や取引感覚を養った。


 コンサルティング第1グループの一員として、信用金庫のコンサルティング業務に携わっている。様々な信用金庫の課題に対して、案件毎に数名のチームを組んで取り組む。(一口にコンサルティングと言っても、その範囲は非常に幅広く、その内容も総合的な経営相談から、人事、収益管理、リスク管理、渉外体制、取引先企業の経営改善支援など、焦点を絞った個別コンサルティングまで、信用金庫の状況やニーズに応じた多種多様なものとなっている。)  信用金庫に対するコンサルティングを通して、信用金庫の経営改善および経営力強化に貢献することができ、充実感に満ちている。信用金庫業界の信用力の維持・向上という使命感あふれるこの仕事にさらに、尽力していきたい。



 

 コンサルティング業務の傍ら、専門職大学院へ進学。業務終了後、夜間大学院でリスク管理、有価証券運用の先端技術を学んでいる。