信金中金は、信用金庫の中央金融機関として、信用金庫の経営基盤をより強化すべく、収益の向上やリスク管理に対する支援、各種情報の提供、人材の養成などをはじめ、その経営全般について積極的な支援を行っています。
 信用金庫が多様化する金融ニーズに応えながら、その存在感をより高めていくため、信金中金は、地域ニーズ・顧客ニーズに即応した金融商品やサービスの提供に努めるほか、決済業務の拡充、国際業務の支援など信用金庫の業務機能の補完を多岐にわたり行っているのです。
 最近、信用金庫を取り巻く環境は、大きな転換期を迎えています。郵政民営化や他金融機関の中小企業金融分野への攻勢などにより、競争がますます激しくなっているのに加え、内部管理やリスク管理の高度化など、高いレベルの経営管理態勢の構築が求められるようになってきました。こうしたなか、信金中金は、信用金庫の業務機能の補完を強化し、信用金庫の競争力強化を支援し、信用金庫業界のさらなる発展に貢献していきます。
 
【主な補完業務】



 入庫前から希望していた市場運用部に配属され、国内債券、外国債券、株式などの運用現場を目の当たりにする。また、市場戦略班にて市場動向の見通しを作成する業務も経験した。経済と専門分野が遠かった学生時代とは一転し、グローバルマーケットを前に、金融経済の動向を全身で感じ、金融マンとしての知識・感覚を養っていった。
2nd step 1995-1999

 金融機関のリスク管理体制に一つの焦点があたっていた時代、信金中金でもリスク管理体制の強化に注力しており、そのなかで信用リスクの計量化に携わる。様々なシミュレーションを繰り返し、信金中金全体の信用リスク量を計測するモデルを構築した。
 また、自らのさらなるスキルアップを目指し、専門職大学院への進学を決意。業務に携わる傍ら、夜間の大学院に通い、資産運用やリスク管理等の金融技術の習得に努めた。その際には、上司、同僚の理解を得ることができ、職場の雰囲気の良さを改めて実感した。



 

 信用金庫のリスク管理の高度化に向けて、信用金庫業界の中小企業信用リスクデータベース(SDB)を構築するというプロジェクトが立ち上がり、そのプロジェクトメンバーの一員となる。そのデータベースをもとに、信用金庫の信用リスク管理の高度化に活用するためのスコアリングモデルを構築し、現在ではその精度の向上に努めている。
 信用金庫は地域密着型の金融機関。リレーションシップバンキングに取り組んでおり、取引先の決算の数字だけで機械的に取引スタンスを左右するのではなく、中長期的な取引先企業の発展と地域経済の発展に向け、個々の取引関係を構築することが大切と考えられる。リレーションシップバンキングの強化を目標に、信用リスクデータベース、スコアリングモデルをうまく活用してもらえるよう、その拡充と推進に努めている。