信金中金は、国内に19営業店、海外に3営業店(ニューヨーク、香港、上海)の営業店を展開しています。
 営業店は、「信用金庫のセントラルバンク」という役割を担う信金中金において、信用金庫と直に接して仕事をする先端のポジションにあたります。全国に281(2008年3月末)ある信用金庫に対し、金融サービスの提供や信用金庫業界のネットワークを活かした情報提供を行う等、信金中金が信用金庫の業務サポートを行うための窓口となっているのです。
 一方、営業店は、「個別金融機関」という役割も担っています。管轄エリアにある一般事業会社や地方公共団体に対して融資を行うほか、地域開発金融やPFIの推進等にも携わっているなど、幅広い業務を行っています。

 私は、現在、営業店のひとつである「関東営業第1部」で、営業サポートや企画事務を担当しています。
 関東営業第1部は、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県の5県を管轄エリアとしており、地域性も規模も様々な21の信用金庫を担当しています。各県に配置されている営業担当者は、信用金庫の役職員と直に接する日々の営業において、「信用金庫は何を求めているのか」、「どんな経営課題を抱えているのか」を把握し、信用金庫の経営改善支援、リスク管理支援、収益向上支援などを行う窓口となり、信金中金の本部と連携しながら、それぞれの信用金庫に合ったサポートができるように努めています。
 さらに、信用金庫には他の金融機関にはない信用金庫業界のネットワークがあることから、そのネットワークを活かした取組みも行っています。たとえば、同一県内の信用金庫の担当者が集まり、情報交換や県内統一商品の企画を行う場を提供したり、地域を越え、信用金庫の顧客である中小企業の発展を支えるべく、ビジネスマッチングを行いたいと考える信用金庫と信用金庫との架け橋になったりします。
 昨今の金融業界は、他業態の中小企業金融分野への参入などにより競争が激化し、信用金庫を取り巻く環境も常に変化しています。その中で、信金中金の営業店は、収益だけを求める営業ではなく、信用金庫の生の声を聞き、ニーズに合った信用金庫業務へのサポートを強化していくことや、信用金庫を共にFace to Faceの精神をもって地域に密着した取組みを行っていくことで、より元気な地域をつくっていくことを目標に日々業務に励んでいます。
 一方で、信金中金の若手職員には、「信用金庫研修出向」という制度があり、実際に信用金庫の業務を経験できるチャンスがあります。私も今年9月から6か月間、神奈川県の信用金庫に研修出向することになりました。信用金庫の職員の方が、個人や法人顧客に対してどのような営業活動を行っているのか、実際に目で見て、肌で感じられることに大きな期待を寄せています。そして、この研修出向の経験をもとに、「信用金庫のために何ができるのか」をしっかり考え、将来の営業活動に活かしたいと考えています。